2019年12月11日水曜日│くりもやドクターコラム
皆様は噛みすぎてないでしょうか?
安静でリラックスした状態では口唇を閉じていても、上下の歯は少しだけ離れています。しかし昨今スマートフォン、パソコンの普及で無意識、無自覚に上下の歯を接触させやすい姿勢になりがちです。それ以外でも日常生活の様々な場面で何となく噛んでしまっていることがあります。
この、無意識かつ持続的に上下の歯を接触させる行為は、口腔環境に様々な悪い影響を及ぼします。
知覚過敏、咀嚼時の痛みや違和感、歯の破折、歯周病の悪化、顎の関節部の異常etc…
歯は噛むためのものなので、歯と歯を接触させていても身体に悪いとは考えにくいかもしれませんが、必要なとき(食事や会話など)以外に歯と歯を触れさせる行為はよくないことと考えてみて下さい。また、無意識にしてしまっていることが多いので、皆様自身が気にかけて意識していただかないと気付かないことがほとんどです。日々の暮らしのなかで気にかけていただき、もし歯を接触させていれば、鼻から息を吸い込み、口からふーっと吐き出した後、唇を閉じてみて下さい。おそらく歯は少し離れているはずです。
気になることがあれば、お近くの歯医者さんに気軽に尋ねてみて下さいね
にほ歯科医院
桔原 秀幸