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2020年10月31日土曜日│くりもやドクターコラム

滋賀くりもやドクターコラム令和2年11月

  挿絵:出典 口腔筋機能療法MFTの実際

「お口ぽかん」と歯並びについて

突然ですが、今お口は閉じていますか?

お口(唇)の理想的な状態は、お口の周りの筋肉に力を入れることなく、自然と上下の唇が閉じている状態です。そして、1日の内のほとんどの時間、上下の口唇が離れている状態は「口唇閉鎖不全」と言います。

お口が開いていると、お口から空気が入りやすくなるため(口呼吸)、全身の健康にも悪影響を及ぼします。また、お口の中が乾くため、むし歯になりやすくなります。

その他にも、普段の唇の状態は歯並びにも影響していることはご存じでしょうか。

歯には、内側からは舌が外側へおす力と、外側からは口唇・頬が内側へ押す力がかかります。そしてその力のバランスが歯の並ぶ位置の決定に影響していると考えられています。

わかりやすい例では、「お口がいつも開いている人の前歯の位置は、お口を閉じている人よりも前方に位置して安定している」という研究報告があります。

歯並びが気になり始めたら・・・。

普段の「唇」や「舌」など歯をとりまく組織・筋肉の状態をチェックしてみてはいかがでしょうか。

ひこ矯正歯科 彦根敦

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