2020年6月2日火曜日│くりもやドクターコラム
2007年に高齢化率が21%を超え、「超高齢化社会」となった日本ですが、幸い8020運動の成功で歯を多く保有している高齢者が増えました。多くの歯を維持することは、健康を維持することの第一歩と考えられます。多くの歯を維持するために最も簡単に取り組むことができるのは御自身で行うセルフケアです。
歯ブラシによるブラッシングや補助清掃具を用いた「プラークコントロール」と唾液腺マッサージや舌の運動といった「お口の体操」は、高齢の方でも簡単にできることです。特に唾液の分泌量の低下を防ぐ目的で行う「お口の体操」は、高齢者にとって口内環境を良好に保つ上で大切です。また、磨き心地がよくセルフケアのモチベーションが向上し無理なく使える歯磨き剤がおすすめです。
うえむら歯科医院 上村康雄