2018年2月14日水曜日│くりもやドクターコラム
お子さんの歯科受診の中には・・・昨日までは、何とも無かったのに、急に穴が空いています。とお母様が来院することが良くあります。特に乳臼歯(奥歯)の歯と歯の間にできる虫歯が多く、隣接カリエスと言います。今回は幼児期後期(3歳以降)の虫歯について間食(おやつ)から考えてみましょう。
個人差はありますが3歳までに20本の歯が萌えそろう乳歯列期になってくると消費カロリーも増え、1日3度の食事以外に間食で補う必要が出てきます。最近では手軽さから間食に市販の菓子類や甘味飲料(ジュース)などが多いようですが、過剰摂取やだらだらと食べているとお口に中が長時間酸性になり歯の表面が再石灰化することなく溶けやすい状態となります。
味や栄養にバランスをつけ果物、乳製品、いも類などを組合わせ、味の嗜好(好み)を偏らせないのが歯を守り、将来の生活習慣病を予防する一歩につながります。
また、間食後の歯磨きのかわりにうがいでお口の中をさっぱりさせ、歯と歯の間に詰まった物は小児用フロスでとりのぞきましょう。
大橋梨津子
おおはしファミリー歯科