2014年9月1日月曜日 【くりもやドクターコラム】
皆さん、お鼻で呼吸してますか?
“えっ?口で呼吸するのが普通”と思ったあなた!要注意です!
口の中が乾燥しやすい‘ドライマウス’、舌や口の中がひりひりするなど、
訴える方が増加しています。
口呼吸によって、咽頭リンパ組織の乱れや鼻粘膜などの萎縮、口腔内雑菌の繁殖によって引き起こされる免疫異常のサインの可能性があります。
口を閉じている時、舌先が上あごについてないと問題ありです。
さらに口呼吸がさまざまな病気に関与していると考えられるようになって来ました。
(アトピー、リュウマチetc)
そこで、鼻呼吸に戻して、さまざまな免疫異常を払拭できる“魔法の体操”を実践しませんか?
ご紹介します。“あいうべ体操”です。
次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。
①「あー」と口を大きく開く
②「いー」と口を大きく横に広げる
③「うー」と口を強く前に突き出す
④「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
①~④を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続ける
この体操は、真剣に行うとかなり疲れます。慣れるまでは、2~3度に分けたほうが続けやすいでしょう。入浴時にやるのがおすすめです。
また、「あいうべ体操」は、しゃべるときより口をしっかり、大きく動かす必要がありますが、無理は禁物です。
この地域のかかりつけ歯科医院の先生に相談されてくださいね。
上田歯科クリニック 上田 周