2016年3月13日日曜日 【くりもやドクターコラム】
三月になり、すっかり春めいてまいりました。
素敵な笑顔で外出していただけるよう、今回は表情筋のお話をさせていただこうと思います。
表情筋が衰えると、ほうれい線や目の下のクマをまねき、老けた印象の顔になる原因になります。見た目だけでなく、健康を害するリスクも高まります。
「口輪筋-こうりんきん」とは、顔面の表情筋の一つ。
口裂を輪状に取り巻いている筋肉のことで、口唇を閉じたり口先をとがらせたりする働きをしています。
実はこの口の筋肉「口輪筋」を鍛えることが、健康で快適な生活を送る上で、とても大切なのです。口輪筋が衰えると、口が閉じていられなくなり、唾液が蒸発して口の中が乾燥し、プラークや細菌が抑制されず、ムシ歯の多発や歯肉炎、歯石も沈着、歯周病、口内炎、口腔乾燥症、口臭といった弊害が現れます。
最近では、「口輪筋」を鍛える様々な器具がありますので、クチコミなどから比較して表情筋を鍛える効果的なエクササイズをおためしください。
「口輪筋」を鍛えることで、笑顔や小顔・美肌に効くだけでなく、出っ歯や口呼吸、ドライマウス、風邪や病気の予防をしてくれます。
大橋歯科クリニック
大橋 哲