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2016年10月

2016年10月7日金曜日 【くりもやドクターコラム

滋賀くりもやドクターコラム28年 10月

図2食事、おやつはきそく正しく!

むし歯にならないように、すこしおやつについて考えてみましょう。

食事やおやつをとるたびに、お口の中(歯磨きの磨き残し部分)は数分で酸性になり、歯の表面のミネラル成分が溶かされはじめます。(脱灰)

40分ほど時間が経つと、だ液の働きによりお口の中が中性にもどり、溶かされた歯の成分がもとにもどされます。(再石灰化)

しかし、お菓子などをちょこちょこ食べていると、お口の中が常に酸性になり、むし歯になりやすくなります。間食はだらだら食べずに、しっかり時間をきめてとり、酸性の時間(歯の成分が溶け出す時間)を可能な限り短くするようにしてもらえばむし歯のリスクはグッと下がります。そして、再石灰化の時間をしっかり確保しましょう。

 

おやつにアメをあげることもあるかと思いますが、お口の中にとどまる時間が長いため酸性の時間が長くなってしまいがちです。

そこで、すこし甘味料に気をつけてもらえればと思います。食品の裏の表示を確認してなるべく虫歯にならない甘味料を選んでもらえればと思います。

 むし歯になる甘味料は   砂糖、果糖、ぶどう糖、水飴、麦芽糖

むし歯にならない甘味料は 還元水飴、キシリトール、マルチトール、ソルビトール、

パラチノース、アスバラテーム、ステビア

また、糖類が5%以下で「低」「ひかえめ」「低減」「カット」などの表記となりますが、

0.5%以下だと「ゼロ」「無」「ノンシュガー」「シュガーレス」となりますので、おやつ選びの目安にしてください。

もちろん、きちんとした歯磨きが1番大切です。食事の後は、しっかり歯を磨きましょう。

いしはら歯科クリニック 石原靖久

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