2019年4月21日日曜日│くりもやドクターコラム
皆さんこんにちは、今年のGWは稀に見る大型連休となりましたね。休みが続くと生活リズムも崩れて、口腔ケアも手を抜きがちになってしまう方もおられるのではないでしょうか?
「私この間、むし歯を歯医者さんで治してもらったばかりだから大丈夫!」お気持ちはわかりますが、そういう方に知っておいていただきたいことがあります。
「むし歯を治した」というのはどういうことでしょうか?
基本的には歯医者さんでむし歯を治すというのは、悪いところをとってそこを人工物で補填する、という外科的な治療がほとんどです。元の状態に治しているわけではないのです。わかりやすく言えば、腕を切断して再生しているわけではなく、腕を切断して義手に替えているのと性質的には同じです。ただ、その義手がほとんど元の腕と使い勝手に差がないというだけで。ここで大事なのはほとんどの部分です。人工物は各種あり性質、性能さまざまですが、共通している弱点が元の歯との境界部分で、ここにプラークが付きやすいことから再度むし歯になっていくことがよくあります。
つまり、歯医者さんでむし歯を治したところは一度もむし歯になってないところよりむし歯になりやすいのです。それを防ぐためにも、口腔ケアや歯科医院での定期的なチェックをしっかりして自分の歯を大切にしていきましょう。
明愛デンタルクリニック
大森 浩之