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2013年12月

2013年12月24日火曜日 【くりもやドクターコラム

滋賀くりもやドクターコラム25年12月

“いただきます!”今も昔も、子供からお年寄りまで、“食べる”ことは、最も大きな楽しみのひとつですね。何歳になっても、自分の歯でおいしいものをバリバリ食べたいものです。そしてできることなら地産地消を基本にし、安心して食べられる旬の国産食材をできるだけ食べるようにしたいですね。

しかし一方で、消費期限などがうるさくなり、また日本が豊かな国になったこともあって、食べられずに廃棄される食糧が増えています。あるデータでは、食糧の約40%がゴミとして廃棄処分されているという説もあるそうです。

私たち動物は、“命”あるものからしか栄養をとることができません。その恵みの“命”は、大地のものであったり、海や川のものであったり、山や森のものであったりしますが、いずれにせよ“食べる”という行為は、必ず殺生を伴うものです。工場だけで作られる“命”を伴わないものからは、私たちは基本的な栄養をとることはできません。

だからこそ私たち日本人は古来から食事の時に、自分の身を犠牲にして私たちの血となり肉となってくれる“命”に感謝し、またそれらが食卓に並ぶまでに関わっていただいた全ての人々に感謝し、姿勢を正して合掌して“いただきます”と言ってから食べる習慣が根付いてきました。

現代の便利で豊かになった時代だからこそ、この“いただきます”という日本古来の習慣をまず我々大人が再認識し、次の世代を担う子供たちにも伝えていかなければ・・・と思う今日この頃です。

高森歯科  高森 泰彦

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