学校歯科保健活動
歯および口腔の健診は、学校保健法に基づき、児童生徒の歯科保健状態を具体的に把握するために行われるものです。 1~3名の会員が学校歯科医として委嘱され、4月から6月にかけて春の学校歯科健康診断が行われます。また、小学校新入学予定者には、前年の秋に就学児健診を行っています。
さらに、幼稚園・保育園と県立高等学校に対しても、同様に健診を行っています。多くの学校では、保健委員会が組織され、保護者の健康意識の向上を図るため、歯科にかかわらず心身の健康向上のため、年に数回委員会が開催されます。
そこでは、わたしたち会員が日本学校歯科医師会会則を基に種々の活動を行っており、小・中学校の生徒の口腔衛生の向上に寄与しています。参考までに学校歯科健診の内容について記しておきます。
- (1)う蝕(むし歯)の有無とその結果
- (2)歯周疾患の有無とその程度(歯肉炎、歯石・歯垢の付着)
- (3)顎関節の異常の有無
- (4)歯列異常の有無とその程度
- (5)噛み合わせの異常の有無
- (6)上記以外の口腔の疾患・以上のチェック